After Effects の CC Particle World 項目一覧

2022/06/27 映像解説

 

 

こんにちは!

映像エディターの黒木です!

 

今回は、私が普段使っているAfter Effectsのエフェクト『CC Particle World』について紹介しようと思います。

 

CC Particle World はよく使用する汎用性の高いエフェクトなんですが、調整する項目がたくさんあって どれがどんな役割をもっているのか知らない方が意外といるのではないかと思います。

かくいう私もなんとなくで調整して、それっぽくなったらOK ♪ という調子でエフェクトを触っていたので、そろそろちゃんと理解しておかなければ表現したいものも表現出来なくないか!?と調べに調べました!

ということで、それぞれがどんな役割を持っているのか一覧にしてみました。

 

参考: 動画虎の巻さんより【After Effects】CC Particle Worldの各機能解説

 

 

 

CC Particle Worldの大まかな項目

 

 

Grid & Guides — パーティクル生成時の参考になるグリッドやガイドの表示/非表示

Birth Rate — パーティクルの発生量

Longevity(sec) — パーティクルの寿命(発生してから消えるまでの時間)

Producer — パーティクルが発生する位置と大きさの調整

Physics — パーティクルの物理的なコントロールを行う

Particle — パーティクルの形や大きさ、色などを設定

Extras — その他のオプションを設定

 

 

 

Producer 内の項目 ~パーティクル発生時の位置と大きさ~

 

 

Position X — 位置(X座標)

Position Y — 位置(Y座標)

Position Z — 位置(Z座標)

Radius X — 大きさの方向(X座標)

Radius Y — 大きさの方向(Y座標)

Radius Z — 大きさの方向(Z座標)

 

 

 

 

 

 

Physics 内の項目 ~パーティクルの物理的なコントロール~

 

 

Velocity — パーティクルの発生速度の調整

Inherit Velocity — 発生時の速度維持を設定

Gravity — 重力の強さ

Resistance — 空気抵抗

Extra — 動きにランダムな変化を加える

Extra Angle — [cone Axis]の広がり、[Twirly]の回転速度 (Animationの選択で役割が変わる)

Floor — パーティクルが存在する世界、部屋

Direction Axis — Axis(左上に出る方向性のコントロール)の方向を X, Y, Z で設定

Gravity Vector — 重力値を X, Y, Z で制御

 

 

Physics 内の Animation 項目 ~パーティクル発生の動き~

 

 

Explosive — 全ての方向へ均等にパーティクルが発生

Direction Axis — [Direction]で設定した軸に応じてパーティクルが発生

Cone Axis — [Direction]で設定した軸にお応じて円錐状にパーティクルが発生

Viscouse — 全ての方向に均等に噴き出すが[Extra]によって速度が変化する

Twirl — 一定方向に回転しながら噴き出すが[Extra]によって速度が変化する

Twirly — ランダムに回転しながら噴き出すが[Extra]によって速度が変化する

Vortex — 上と横に広がりながら噴き出す

Fire — 炎のように立ち昇る

 

 

Physics 内の Floor 項目 ~パーティクルが存在する世界、空間~

 

 

Floor Positi — Floorの表示位置を設定

Particle Visibilit — パーティクルのFloorに対する位置

Render Animati — アニメーションのオプションをセレクト

Floor Action — パーティクルが床に当たった後の動きをセレクト

Bouncines — 床にぶつかったあとの跳ね返りの強さ

Random B — 床にぶつかった後の跳ね返りのランダム値

Bounce Sp — 床にぶつかったあとの広がり

 

 

 

 

 

 

Particle 内の項目 ~パーティクルの形や大きさ、色などの調整~

 

 

Texture — パーティクルのテクスチャを設定

Texture Layer — テクスチャとして使用するレイヤーの選択

Scatter — テクスチャとして表示されるイメージのばらつき(飛び散り)

Texture Time — テクスチャを参照するフレームを設定

Align To Direction — Particle Type でTextured Disc / Faded Disc を選択した状態だと粒子のモーションパスに沿って整列します。(Align : 整列  Direction : 向き)

Rotation Speed — 3Dポリゴンの回転速度

Initial Rotation — 3Dポリゴンの回転のばらつき

Rotation Axis — 3Dポリゴンの回転方向

Birth Size — パーティクル発生時の大きさ

Death Size — パーティクル消滅時の大きさ

Size Variation — パーティクルの大きさのばらつき

Max Opacity — パーティクルの不透明度の最大値

Opacity Map — パーティクルの設定

Color Mao — パーティクルの色を設定

Birth Color — パーティクル発生時の色

Death Color — パーティクル消滅時の色

Custom Color Map — パーティクルの発生から消滅までの色の変化を段階的に設定

Volume Shade — パーティクルの陰影

Transfer Mode — パーティクル同士が重なった際の表示方法

 

 

Particle 内の Particle Type 項目 ~発生するパーティクルの形状~

 

 

Line — 線状

Star — 星形

Shaded Sphere — 外側が暗い球

Faded Shere — 外側をぼかした球

Darken&Faded Sphere — 外側を暗くぼかした球

Bubble — 内側をぼかした球(シャボン玉のイメージ)

Motion Polygon — ポリゴン

Motion Square — 四角形ポリゴン

TriPolygon — 三角形のポリゴン

QuadPolygon — 四角形のポリゴン

Textured TriPolygon — [Texture Layer] で選んだ素材を反射した三角形の3Dポリゴン

Textured QuadPolygon — [Texture Layer] で選んだ素材を反射した四角形の3Dポリゴン

Tetrahedron — 四面体(4枚の同じ大きさ形の正三角形を面とする物体)

Cube — 立方体

Lens Convex — 凸レンズ

Lens Concave — 凹レンズ

Lens Fade — 外側をぼかしたレンズ

Lens Darken Fade — 外側を暗くぼかしたレンズ

Lens Bubble — 内側をぼかしたレンズ

Textured Square — [Texture Layer] で選んだ素材を反射した四角形のポリゴン

Textured Disc — [Texture Layer] で選んだ素材を反射した円形のポリゴン

Textured Faded Disc — [Texture Layer] で選んだ素材を反射した外側をぼかしたポリゴン

 

 

Particle 内の Color Map 項目について ~パーティクルの色情報~

 

 

Custom — [Color Map] で設定した色を表示

Birth to Death — [Birth Color] [Death Color] で設定した色を表示

Origin to Death — レイヤーの色から[Death Color] で指定した色へ変化

Birth to Origin — [Birth Color] で指定した色からレイヤーの色へ変化

Origin Constant — 発生時のレイヤーの色を維持

 

 

Particle 内の Transfer Mode 項目について ~パーティクルが重なった際の表示方法~

 

Composite — 重なった部分そのまま

Screen — 重なった部分をスクリーン

Add — 重なった部分が加算される

Black Matte — 全体的に暗くなる

 

 

 

 

 

 

Extras 内の項目 ~その他のオプション~

 

 

Effects Camera — カメラの位置を設定

Depth Cue — カメラと距離のあるパーティクルの表示設定

Light Direction — ライトの方向性をX, Y, Z それぞれの設定

Hold Particle R — パーティクルが落下するまでの時間

Composite With Ori — チェックを入れると元のイメージと合成できる

Random Seed — パーティクルのランダム値を設定できる

 

 

Extras 内の Effect Camera 項目について ~カメラの位置を設定~

 

 

Distance — カメラと画面の距離

Rotation X — X座標のカメラ位置

Rotation Y — Y座標のカメラ位置

Rotation Z — Z座標のカメラ位置

FOV — カメラの視界

 

 

Extras 内の Depth Cue 項目について ~カメラと距離のあるパーティクルの表示設定~

 

 

Type — [None : なし] [Fade : フェード] [Fog : 霧] からセレクト

Distance — [Type] で[Fade] or [Fog] を選択した場合の影響度合い

Fog Color — [Fog] の色を設定

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

『CC Particle World』だけでもこんなに沢山の調整項目があって1回じゃ覚えられないですよね。

私は Birth Rate と Longevity(sec) 、Particle あたりを調整するくらいで、1つのエフェクトでこんなに調整できるなんて全然知りませんでした…

他にも『CC Mr. Mercury』などのパーティクル系は、面白い表現が沢山できるんですが 細かい項目の理解がまだまだなのでどんどん調べて使えるようにしていこうと思います!

 

まとめたものは、今回と同じようにブログの方に更新していきますのでまた覗きに来てくださいね!

それではまた!

 

 

 

 

 

 

 

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